キャンプ旅@30代(キャンプ歴3年・年20泊ほど)が書いています。実際に行った施設と、公式サイトを読んだだけの施設を本文で分けて明記しています。
📝 この記事でわかること
- 「温泉付き」とひとくくりにされる5施設を公式サイトで調べたら、営業日・時間・料金・予約方法がまるで違った
- 宿泊者無料の湯島・塩原、30分貸切制のキャンプラビット、有料施設のグリンヴィラ、原則土曜のみの西丹沢、それぞれの条件を比較した
- 実際に泊まったのはウェルキャンプ西丹沢だけで、残り4か所は公式の利用案内と料金ページを読んだ内容のみを書いている
📋 目次
温泉付きのキャンプ場を探すとき、自分がまず見るのは泉質でも景色でもない。夏でも洗い場でお湯が出るか、そして日が暮れてから体を温められる湯があるか。この2つだけだ。油汚れの多いキャンプ飯は、夏でもお湯がないと現場で本当に落ちない。それが理由でリピートしなくなった場所もあって、それ以来「温泉付き」という一軸で場所を絞るようになった。
先に正直なところを書いておく。この記事で挙げる5か所のうち、自分が実際に泊まったのはウェルキャンプ西丹沢だけ。残りの4か所(湯島・キャンプラビット・塩原グリーンビレッジ・グリンヴィラ)は行っていない。公式サイトの利用案内と料金ページを開いて読んだだけだ。だから未訪問の4つについては「泊まってよかった」とは書かない。書けない。公式に載っている数字と条件、それをどう読んだか、だけを書く。
で、公式を1つずつ開いていって気づいたことがある。「温泉付き」とひとくくりにされているけれど、中身は全然違う。
「温泉付き」を公式で開くと、5通りに分かれた
一番の発見はこれだった。予約サイトの一覧では同じ「温泉あり」のタグが付いていても、公式まで降りていくと、その温泉がいつ・いくらで・どうやって入れるのかがまるで違う。
湯島は宿泊者無料の男女別露天風呂。ただし源泉掛け流しで加温できないから、営業は4月下旬〜11月中旬、入浴は14時〜19時で19時に施錠。掛け流しゆえ季節によっては外気で湯船が冷える、と公式がわざわざ注意書きしている。キャンプラビットは30分の貸切制で大人700円+税、予約はチェックイン後に現地で受け付ける。塩原グリーンビレッジは宿泊者専用の無料温泉「野天のゆ」があって、しかも同じ敷地に日帰り温泉施設まである。グリンヴィラは場内に大人500円の温泉施設、ただし予約状況によっては営業しない日がある。そして西丹沢の露天風呂は原則土曜だけ。
つまり、「温泉付き=いつ行っても湯船に入れる」ではない。ここを勘違いすると現地でがっかりする。営業日・時間・料金・予約方法を公式で確かめてから行く。それがこの記事で言いたいことのほぼ全部だ。
| 施設 | 県 | 温泉の形 | 入浴料 | サイト料の目安(1泊) | 予約・支払い |
|---|---|---|---|---|---|
| 湯島オートキャンプ場 | 群馬 | 宿泊者無料の男女別露天(4月下旬〜11月中旬・14〜19時) | 無料(入場料 大人600円が別途) | テント区画4,000〜5,500円+入場料 大人600円/人 | 電話のみ・メール不可 |
| キャンプラビット | 栃木 | 30分貸切の有料露天 | 大人700円+税 | オート2〜4名7,000円+税〜(税抜表記) | 貸切はチェックイン後に現地受付・支払いは現金 |
| 塩原グリーンビレッジ | 栃木 | 宿泊者専用の無料温泉+日帰り温泉が同敷地 | 無料(宿泊者専用・入浴税別) | サイト料1,100円〜+管理費 大人1,800円/人 | 電話 |
| グリンヴィラ | 茨城 | 場内の有料温泉施設(露天+内風呂) | 大人500円 | 個別サイト 通常期6,700円/冬期5,700円 | チェックイン時精算・温泉が営業しない日あり |
| ウェルキャンプ西丹沢 | 神奈川 | 原則土曜のみの有料露天(家族風呂は休止中) | 大人600円 | 電源なし オフ5,500〜ハイ8,000円 | 事前振込で予約確定 |
数字は2026年9月時点で公式に載っていたもの。時期・曜日・人数で変わるし、料金改定の告知が出ている施設もあるから、行く前にもう一度公式を見てほしい。
で、自分ならどう選ぶか。条件で分けて考えたい。
🎒 キャンプ場に持って行っている、自分の定番ギア
温泉代を宿泊料に含めて考えたいなら、湯島か塩原
湯島と塩原は、温泉が宿泊者無料。ここが効く。
ただし料金の見え方に癖がある。湯島は「サイト料+入場料(大人600円)」、塩原は「サイト料+管理費(大人1,800円・冬季1,300円)」がそれぞれ人数分かかる。妻と2人なら湯島は入場料が1,200円、塩原は管理費が3,600円。この人数分の積み上げを無視して「サイト料が安いほう」で比べると、現地で計算が合わなくなる。単位を揃えないと「最安」は言えない。
湯島でひとつ気になったのが、あの掛け流しの注意書き。加温できないから寒い時期は湯船が冷える、と正直に書いてある。逆に言えば真夏や秋口の管理が読みにくい。都合で露天が使えない日は運営元の日帰り温泉「まんてん星の湯」(車で3分)の無料入浴券を渡す、という代替まで用意されているのは親切だと思った。塩原は宿泊者専用の「野天のゆ」が無料(入浴税は別)で、なおかつ日帰り温泉と貸切温泉が同じ敷地にある。湯船の選択肢という点では塩原に軍配が上がる。
どちらも予約は電話。ネット予約に慣れていると、電話のみと知って一瞬ひるむと思う。でも温泉を宿泊料の内側で考えたい人には、この2つが素直だ。
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家族や2人で気兼ねなく入るならラビットの貸切、ただし読みが要る
キャンプラビットの貸切露天は、30分を大人700円+税で借り切れる。家族で入れる湯船とシャワー2基。人目を気にせず湯に浸かりたいなら、これはかなり惹かれる形だ。
ただ、条件を公式で読むと注意が2つ。まず予約はチェックイン後に現地で受付で、電話予約はできない。混む日にうまく枠が取れるかは行ってみないと分からない。もうひとつ、料金が全部税抜表記で、支払いは当日チェックイン時に現金。WEBの事前決済も請求書郵送も無い。オートサイトが2〜4名で7,000円+税、と書いてあると安く見えるけれど、税を足して現金で払う前提で財布を用意しておかないと詰む。石鹸・シャンプーは付いていないので持参もいる。
現金のみの施設に行くなら、出発前に現金を多めに用意しておく一手間は本当にやっておいたほうがいい。
茨城のグリンヴィラは、場内に大人500円の温泉施設「ふれあいの湯」があって、庭園付きの露天とジェットバスの内風呂という構成。設備としては一番"温泉施設らしい"。でも公式に「予約状況により営業しない場合があります」とはっきり書いてある。これが引っかかる。温泉目当てで行って営業していなかったら本末転倒だ。行くなら予約時に温泉が動く日かを確認したい。
未訪問の4か所について、トイレの綺麗さや洗い場のお湯が出るかは、公式に記載が見当たらなくて判断できない。自分が一番気にする軸なのに、ここは正直に「分からない」としか書けない。
西丹沢の露天は土曜だけ、という現実
ここからは実際に行った西丹沢の話。約500サイトある広大なオートキャンプ場で、都心から1時間半ほどで着く。「明日行きたい」で予約が取れる懐の深さがあって、そこが一番のありがたさだと思っている。トイレはそこそこ綺麗で、洗い場のお湯も出る。自分の基準はクリアしている。
ただ肝心の露天風呂は原則土曜のみの営業。年末年始・GW・お盆は開くけれど、平日に泊まって湯船を当てにすると外す。しかも家族風呂は今のところ営業休止中で、公式のお知らせには売店と露天の営業休止の掲載もある。入浴料は大人600円。コインシャワーは24時間(季節で変更・冬季休業あり)で5分200円、100円玉が必要で、場内両替は17時まで。このあたりの細かい制約は、知っていれば準備できるし、知らないと地味に効いてくる。
だから西丹沢を温泉目当てで選ぶなら、狙いはお風呂付コテージだ。風呂付でオフ22,000円、オン27,000円、ハイ37,000円と時期で額が動く。露天が土曜しか開かなくても、コテージに風呂があれば湯には困らない。全棟エアコン付きなのも大きい。自分は1泊2日ならテントを張らずコテージにする派で、理由は単純で、設営して片付けたら滞在が終わってしまうから。1泊2日ならコテージ、という自分の使い分けは別に詳しく書いた。西丹沢そのものの感想はウェルキャンプ西丹沢のレビューとウェルキャンプ西丹沢のコテージ料金にまとめてある。
予約は2025年4月26日来場分から事前振込制で、入金完了で予約確定。ネットでポチって終わり、にはならないので、日程が決まったら早めに動いたほうがいい。
結局どこを選ぶか
温泉代まで含めて安く済ませたいなら湯島か塩原。湯船が複数あって1つが使えなくても他がある分、自分なら塩原に寄る。2人でゆっくり貸切に浸かりたいならキャンプラビット、ただし現金と税抜表記に注意。設備の整った温泉施設が場内にほしいならグリンヴィラ、ただし営業日を要確認。1泊2日でとにかく確実に湯に入りたいなら、西丹沢のお風呂付コテージが一番読み違えが少ない。露天が土曜だけでも、部屋に風呂があれば関係ないから。
お湯・トイレ・支払いといった生活まわりの比較は、実際に行った施設同士でしか語れない。そちらは行った9施設をお湯・トイレ・直火・支払いで比べた記事に寄せた。2人で行く前提の場所選びはデュオキャンプの選び方に書いてある。
公式の一次情報はここ。湯島オートキャンプ場、キャンプラビット、塩原グリーンビレッジ、グリンヴィラ、ウェルキャンプ西丹沢のお風呂・シャワー案内。
気になったら、空き状況と温泉の営業日を今日のうちに見てしまうのがいい。自分は湯島か塩原のどちらかに、来シーズンの掛け流しが冷えない時期を狙って行ってみるつもりでいる。実際に泊まったら、この記事は書き換える。
よくある質問
Q. 結局、この5か所の中でどこが一番いいの?
A. 自分なら塩原かな。湯船の選択肢が多くて、1つが使えなくても他があるから。
Q. 温泉付きって書いてあれば、いつ行っても入れるんだよね?
A. いいえ。営業日や時間、予約方法は施設ごとに全然違う。
Q. 行ってない4施設のトイレの綺麗さとか洗い場のお湯は分かる?
A. 正直、分からない。公式に記載がなくて確認できなかった。
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この記事を書いた人: キャンプ旅@30代
東京・世田谷在住の30代。キャンプ歴3年、妻とのデュオキャンプが中心で、神奈川・山梨・静岡がメインエリアで、コテージ泊も含めると年20泊ほど。ウェルキャンプ西丹沢/どてかげ/FUJICHUに実際に通っていて、那須のKA-MA-DOや龍の国にも行っています。「ブランドより実用性とコスパ」が基準で、失敗談もそのまま書きます。