キャンプ旅@30代(キャンプ歴3年・年20泊ほど)が、公式サイトの料金と条件を自分の基準で絞って書いています(この記事で紹介する施設は未訪問です)。
📝 この記事でわかること
- 関東と、実際は山梨・静岡まで含む「犬と泊まれるグランピング」の公式ページだけを読み、予約前に効く順に並べ替えた記事
- 「ペット可」でも泊まれる棟の数・料金の単位・室内ケージの要否・入れない場所は施設ごとにまったく違う
- 自分は犬を飼っておらず、どの施設にも泊まっていない。書いているのは公式サイトの記載だけ
📋 目次
先に言っておくと、自分はこの中のどこにも泊まっていない
犬と泊まれるグランピング施設を調べた。ただし自分は犬を飼っていない。妻と2人のデュオキャンプが主軸で、キャンプ歴は3年目。だから「うちの子が芝生で走り回って喜んだ」みたいな話は一行も書けない。
この記事でやったのは一つだけだ。関東とその周辺の施設の公式サイトを開いて、ペット同伴のページを端から端まで読んで、予約前に効く順に並べ直した。それだけ。泊まった感想はゼロ。代わりに、比較サイトの「ペット可」という一語では絶対に分からないことを、公式の文字から引っ張ってきた。
きっかけは、犬を飼っている友人夫婦と話していたときだ。「グランピングなら犬連れでも行けるんでしょ」と言われて、自分も何となくそう思っていた。で、家に帰って調べ始めたら30分で前提が崩れた。公式サイトを読むと、同じ「ペット可」でも中身が全然違う。棟が限定されている、料金の単位が違う、室内でケージが要る施設と要らない施設がある、汚したら追加請求がある、予防接種の証明書を求められる。この5つが、比較サイトにはほぼ書かれていない。
あと、正直に書くと関東だけでは足りなかった。山梨と静岡が入る。だからタイトルも「関東と周辺」にした。埼玉・栃木・千葉と、山梨・静岡。世田谷から車で行ける範囲、という括りのほうが実態に近い。
🎒 キャンプ場に持って行っている、自分の定番ギア
「ペット可」と書いてあっても、泊まれる棟は数えるほどしかない
これが一番びっくりした点だ。
PICA秩父(公式)は、ペット同伴できるのが「ドギーコテージ」「BBQ 6(CAMP6)」「PARK&CAMPサイト(電源無しフリーサイト)」の3つだけ。公式のコテージ一覧には星ぞら6もTAKIBI 4もグラン・オーベルジュコテージも並んでいるが、そこに犬は連れて入れない。PICA山中湖(公式)に至っては「ドギーコテージ」の1棟のみ。1棟だ。定員4名で、1棟。
昭和ふるさと村 グランピング(公式)も同じ構造で、ペットが入れるのは「ラージグランピング<A>」だけ。同じラージでも<B>は入室不可と明記されている。予約画面で<B>を押した瞬間に詰む。
そして一番重要なのがここ。時之栖 OUTDOOR HILL VILLAGE(公式)は、グランピングテントもログトレーラーハウスもペットNGで、フリーキャンプサイトのみOKと公式に書いてある。つまりここは「グランピングで犬と泊まれる施設」として数えてはいけない。犬連れで行きたければ自分でテントを張るキャンプになる。ワンちゃん1頭1,000円という料金表示があるが、これはフリーキャンプサイトの料金だ。まとめ記事でここが「犬と泊まれるグランピング」の枠に入っているのを見たら、その記事は公式を読んでいない。
逆に、はっきりさせておきたいことがある。「大型犬OKと書いている施設が無い」という話をたまに見るが、これは違う。PICA秩父の公式には「※ドギーコテージ、CAMP6:大型犬/中型犬/小型犬より入力ください」と書いてある。予約フォームでサイズ区分を選ぶ形式になっていて、大型犬も受け入れている。サイズ欄があるということは、施設側がサイズを把握したうえで受けているということだ。個人的には、これは相当な安心材料だと思う。
🏕️ 「キャンプ場」の人気記事をもっと見る
- 神奈川のキャンプ場、3年で行ったのは1か所だけ|西丹沢から動かなくなった理由と、次を試すなら見る条件
- ウェルキャンプ西丹沢レビュー|世田谷から通う自分がBゾーンばかり選ぶ理由と、正直な注意点
- 子連れの友達とキャンプに行ってわかった、ファミリーキャンプで最初に揃えるギアの順番と、自分が買って残ったもの
ペット料金という言葉が、施設ごとに違うものを指している
ここが読み違えやすい。というか、自分が一度読み違えた。
マザー牧場 オートキャンプ場(公式)に「同伴犬700円」とある。安い、と思った。違った。これは牧場の入場料であって、宿泊のペット料金ではない。しかも宿泊者にも別途入場料がかかる。割引価格で大人1,400円、小人750円。つまり犬連れの2人で行くと、宿泊料とは別に1,400×2+700で3,500円が乗る。そもそもマザー牧場はグランピング施設ではなくオートキャンプ場で、1区画6,000円(4名までの利用料込み。公式には7月・8月の営業とある)。犬を連れるには利用規約への署名とリード着用が必要で、巻き取り式リードは不可と書いてある。
PICA系も単位が曲者だ。PICA秩父はコテージなら1頭1,900円+追加1頭600円。でも同じ施設のテントサイトなら1頭600円。棟を変えると3分の1以下になる。PICA山中湖は1,900円+600円。PICA富士西湖(公式)とPICA富士ぐりんぱは1頭1,000〜1,900円で、時期によって変動すると公式が書いている。昭和ふるさと村は1泊1匹1,500円。
で、宿泊料そのものの単位も揃っていない。PICA秩父とPICA山中湖のコテージは1泊1名。PICA富士西湖は1泊1棟。昭和ふるさと村は1棟に何名まで込み、という数え方。時之栖は1泊1名で夕食付き。ここを揃えずに「一番安いのはどこ」と言うと必ず間違える。表を作ったので、単位を見てほしい。
| 施設 | 県 | 犬と泊まれる棟 | ペット料金(単位) | 室内・寝室 | サイズの記載 |
|---|---|---|---|---|---|
| PICA秩父 | 埼玉 | ドギーコテージ 9,180円〜(1泊1名)/BBQ 6 3,825円〜(1泊1名)/PARK&CAMPサイト 4,800円〜(1泊1サイト) | コテージ1頭1,900円+追加1頭600円/テントサイト1頭600円 | ドギーコテージは室内にケージの用意あり。CAMP6は持参 | 大型/中型/小型を予約時に入力 |
| PICA山中湖 | 山梨 | ドギーコテージのみ(1棟)5,865円〜(1泊1名) | 1頭1,900円+追加1頭600円 | 犬同伴の場合のみケージ不要で同室可。ただし2F寝室は不可 | 公式に記載が見当たらない |
| PICA富士西湖 | 山梨 | ドッグラン・庭付コテージ 8,000円〜ほか(1泊1棟)/テントサイトは西湖野営場 800円〜(1泊1サイト) | 1頭1,000〜1,900円(時期変動)+追加1頭600円 | ケージ・かご(底のあるもの)必須。レンタル無しで持参 | 公式に記載が見当たらない |
| PICA富士ぐりんぱ | 静岡 | コテージ各種 2,720円〜(1泊1名)/SHIBAFUフリーサイト 2,000円〜(1泊1サイト) | 1頭1,000〜1,900円(時期変動)+追加1頭600円 | ケージ・かご(底のあるもの)必須。レンタル無し | 公式に記載が見当たらない |
| 昭和ふるさと村 | 栃木 | ラージグランピング<A>のみ 39,600円〜(1棟4名まで込み・1泊2食付) | 1泊1匹1,500円 | ペット用品の備え付け無し・持参 | 公式に記載が見当たらない |
| 高滝湖グランピングリゾート | 千葉 | ペットドームテント/ペットベルテント | 公式サイト上では予約システム側にのみ記載 | 室内はペット自由。サイトの周りが柵でリードフリー | 公式に記載が見当たらない |
| 時之栖 | 静岡 | グランピングはNG。フリーキャンプサイトのみ | フリーキャンプサイトで1頭1,000円 | — | — |
金額はすべて公式の最安表示で、時期・曜日・人数で上がる。最新は公式で確認してほしい。
で、結局どこか。条件を切って断定する。柵の中でリードを外して過ごさせたいなら高滝湖グランピングリゾート ペット同伴タイプ(公式)。室内にケージが最初から用意されている安心を取るならPICA秩父のドギーコテージ。大型犬で、予約フォームにサイズ欄がある施設を選びたいならこれもPICA秩父。2食付きでちゃんと食事を出してほしいなら昭和ふるさと村のラージ<A>。この4つ以外は、条件次第で普通に候補から外れる。
室内でケージが要るかどうかで、持ち物が変わる
ここも公式にしか書いていない。
PICA山中湖は「犬同伴の場合のみ」ケージ不要で同室できると書いてある。犬以外のペットは室内で必ずケージ(キャリー含む)が必要。ただし犬でも、コテージ内の2F、つまり寝室には上がれない。一緒に寝るつもりで予約すると当日にズレる。
PICA富士西湖とPICA富士ぐりんぱは、室内に連れて入るときにケージ・かご等(底のあるもの)が必要。しかもケージのレンタルは無いので持参しろ、と明記されている。ここを見落として当日ケージ無しで着くと、たぶん相当困る。PICA秩父のドギーコテージは室内にケージの用意があるが、同じPICA秩父でもCAMP6は持参。同じ施設の中で扱いが分かれているのが、なかなか厄介だ。
高滝湖は室内ペット自由で、さらにサイトの周りが柵で囲まれていてリードフリーで過ごせる、と書いてある。公式を読んだ範囲では、室内の自由度はここが頭ひとつ抜けている。
そして汚した場合の話。PICA富士西湖は、ケージを使わずに寝具や室内が汚れた場合、追加の清掃料2,500円を請求されることがあると書いている。高滝湖はシーツや備品を汚した場合のクリーニング代3,200円。金額が公式に出ているということは、実際に請求される運用があるということだ。犬連れで泊まるなら、この2,500円と3,200円は最初から予算に入れておくくらいでちょうどいいと思う。
あと予防接種。PICA秩父とPICA山中湖は、5種混合以上の予防接種と狂犬病予防接種が大前提で、証明書またはコピーの持参に協力を求めている。これを書いている比較サイトは、自分が見た限りほとんど無かった。当日に「証明書は」と聞かれる可能性がある以上、これは一番先に確認すべき項目だと思う。
入れない場所のリストが、意外と長い
犬と泊まれる、と書いてあっても、場内を自由に歩けるわけではない。ここも公式に細かく書いてある。
- PICA秩父:場内リード必須。売店・樹音の湯・コテージホールへは連れて入れない。ペットだけを残して外出しない
- PICA山中湖:場内リード必須。ゲストハウス内・パブリックスペースは不可。レストラン"FUJIYAMA KITCHEN"はテラス席のみ。他の客がいるサイトや建物周辺での散歩も禁止
- 高滝湖:管理棟(風呂・シャワールーム・トイレ・校舎を含む)はペット入室不可。体育館は抱きかかえるかペット用カート。汚物はテント内の汚物BOXへ
高滝湖は旧高滝小学校をリノベした施設なので、風呂もトイレも校舎の中にある。つまり風呂に行くたびに犬をテントに置いていくことになる。これは事前に知っておかないと、当日の動線が全部崩れる。PICA山中湖の「他の客がいるサイト周辺の散歩は禁止」も地味に効く。散歩コースが限られるということだ。
ちなみに高滝湖は、ペット同伴なしでも泊まれるタイプがあるので、動物アレルギーの人は避けるように、という注記も公式に出ている。犬連れ側ではなく、犬を連れない側への注意書きだ。こういう一文が書いてある施設は、運用をちゃんと詰めていると思う。
犬を飼っていない自分が、それでも気になったこと
ここから先は完全に自分の視点の話だ。
何度も通っているウェルキャンプ西丹沢のレビュー(ドッグラン完備)のとおり、あそこにはドッグランがある。ただ自分は犬を飼っていないので、一度も使ったことがない。いつも横目で見て通り過ぎている。今回いろいろ読んで思ったのは、ドッグランがあることと、自分のサイトの中でリードを外せることは全然別の価値だということだ。高滝湖の「サイトの周りが柵」という仕様は、たぶん後者を求める人には決定的に刺さる。ドッグランは、行って、遊ばせて、戻る。柵付きサイトは、そこで過ごす時間ずっとリードが要らない。
もう一つ、自分の事情。車を持っていない。毎回レンタカーかタイムズカーシェアで、渋谷のマークシティのステーションまで取りに行っている。犬を乗せる人は、施設の条件だけでなくレンタカー各社のペット規定も見る必要がある。自分は犬を乗せたことがないので各社の中身は確認していないし、ここに推測で書くつもりもない。ただ、施設がOKでも車がNGなら計画は動かない。順番としては、車の確認も宿と同じくらい早い段階にあるべきだと思う。
それと、これは犬とは関係ない自分の持論だけど、1泊2日ならコテージ、という自分の使い分けをしている。設営して撤収するだけで終わる1泊にテントを持ち込む意味を、自分はあまり感じない。犬連れでグランピングを探している人は、この点では最初から正解を選んでいることになる。設営が無いぶん、着いた瞬間から犬と一緒に過ごせる。妻と2人のデュオキャンプの選び方でも結論は似ていて、短い日程なら設営を捨てたほうが時間が残る。
公式を全部読んで一番しんどかったのは、同じ「ペット可」の中に、これだけ違う条件が詰まっていたことだ。比較サイトの一覧表では絶対に分からない。自分は犬を飼っていないから、ここから先の判断は書けない。
次にやるなら、気になった施設に犬のサイズと泊まれる棟を先に問い合わせる。棟が1つしかない施設もある以上、空きを見る前にそこを確定させないと話が進まない。
よくある質問
Q. 結局、犬と泊まるなら一番おすすめってどこ?
A. 自分なら、サイトの周りが柵で囲まれリードを外せる高滝湖を選ぶと思う。室内にケージが最初から用意されている安心感で選ぶならPICA秩父のドギーコテージも捨てがたい。
Q. 大型犬でも泊まれるところ、本当にあるの?
A. ある。PICA秩父は予約時に犬のサイズを入力する欄があり、大型犬も受け入れている。
Q. レンタカーでもペット同伴って普通にできるの?
A. わからない。自分は犬を乗せたことがなく、レンタカー各社のペット規定は確認していない。
🔗 あわせて読みたい関連記事
この記事を書いた人: キャンプ旅@30代
東京・世田谷在住の30代。キャンプ歴3年、妻とのデュオキャンプが中心で、神奈川・山梨・静岡がメインエリアで、コテージ泊も含めると年20泊ほど。ウェルキャンプ西丹沢/どてかげ/FUJICHUに実際に通っていて、那須のKA-MA-DOや龍の国にも行っています。「ブランドより実用性とコスパ」が基準で、失敗談もそのまま書きます。