関東と周辺で「1万円以下のグランピング」を公式料金で数え直した|単位を揃えると話が変わる

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キャンプ旅@30代(キャンプ歴3年・年20泊ほど)が、公式サイトの料金と条件を自分の基準で絞って書いています(この記事で紹介する施設は未訪問です)。

📝 この記事でわかること

  • 関東周辺グランピングの「1万円以下」表示は、1棟か1名か・食事の有無・大人か小人かで単位がバラバラで、揃えないと比較にならないとわかる
  • 2食付きで1人1万円以下になる施設は無く、昭和ふるさと村が1棟17,600円〜(2人で割って8,800円〜)、時之栖が夕食+温泉込み大人9,000円〜が実質最安とわかる
  • 車の乗り入れ可否やペット料金は公式に明記されている事実だけを載せ、行っていないので判断できないこと(トイレの綺麗さなど)は正直に線引きしてあるとわかる

📋 目次

  1. 先に白状する。ここに出てくる施設に、自分は一つも行っていない
  2. 「1万円以下」を壊す四つの単位
  3. 公式の最安表示を、単位ごと書き出した表
  4. 車を持っていない自分が、表の右端ばかり見ていた理由
  5. ペットの数字は、書いてあるものだけ
  6. 自分だったら、たぶん行かない

先に白状する。ここに出てくる施設に、自分は一つも行っていない

だから「泊まってみたら最高だった」みたいな話は一行も書けない。この記事でやったのは、公式サイトに載っている金額をひたすら書き写して、単位を揃えて並べ直しただけだ。

なんでそんなことをしたか。きっかけは、妻と夜にスマホを見ながら「グランピングって1万円くらいで行けるらしいよ」と言われたことだった。へえ、と思って検索したら、確かに「1泊5,000円〜」とか「7,500円〜」という数字が並んでいる。でも公式サイトを一つずつ開いていくうちに、だんだん顔がこわばってきた。ある施設の5,000円は1棟の値段で、別の施設の7,500円は小人の値段だった。食事が付いているところもあれば、付いていないところもある。同じ土俵に乗っていない数字を横並びにして「安い順」と言っているページを、自分は信じかけていた。

正直、ちょっと腹が立った。

で、2026年9月17日に各公式サイトを開いて、書いてある値と条件だけをメモした。そのメモがこの記事。関東だけだと数が足りないので、山梨と静岡も入れている。だから「関東とその周辺」と書いた。関東と言い切ったほうがタイトルとしては強いけど、嘘になる。

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「1万円以下」を壊す四つの単位

関東と周辺で「1万円以下のグランピング」を公式料金で数え直した|単位を揃えると話

数字を並べていて気づいたことが四つある。全部、値段そのものではなく「何に対する値段か」の話だ。

一つめ。1泊1名なのか、1泊1棟なのか。PICA富士西湖のミニログは1泊1棟5,000円〜。妻と2人で泊まれば1人2,500円だ。一方でPICA秩父のコテージは1泊1名の表示で、BBQ 6が3,825円〜。桁は似ているのに意味がまるで違う。1棟表示は人数で割れるから、人数が増えるほど1人あたりが下がる。1名表示は割れない。ここを揃えないと比較は成立しない。

二つめ。食事が付くか。PICAの「〜円〜」は基本的に食事なしの最安表示だ(PICA山中湖のように1泊2食付き・1泊朝食付きの区分を別に持つ施設もある)。自分で食材を買って自分で焼く前提の値段。対して昭和ふるさと村は1泊2食付きの値段で、時之栖は夕食付き+温泉込みの値段。食事なしの5,000円と2食付きの17,600円を「安い/高い」で語るのは、そもそも比べていない。

三つめ。大人か小人か。時之栖のグランピングテントは公式に大人9,000円〜/小人7,500円〜と書いてある。検索結果で目に入る数字が7,500円のとき、それは小人の値段だ。大人2人で行く自分たちには関係がない。

四つめ、これが一番やっかいで、全施設に共通する。「〜円〜」は最安シーズンの下限だということ。時期・曜日・人数で上がる。連休に行きたい自分のようなタイプにとって、下限の数字は「そういう日もある」という程度の情報でしかない。以降どの金額を出すときも、これは公式の最安表示で上がる、と毎回添える。くどいと思うけど、くどく書くのがこの記事の目的なので許してほしい。

2食付きで1万円以下と言えるのは、実は一つもない

ここまで整理して、自分が一番知りたかった問いに答える。「夕食と朝食が付いて、1人1万円以下」は成立するのか。

結論から言うと、1棟の料金として1万円以下になる2食付きは無い。昭和ふるさと村のスモールグランピングは1棟2名までを含んで17,600円〜24,420円。ただし2人で割れば1人あたり8,800円〜になる。この「割れば」を言わずに「2食付き8,800円〜」と書くと嘘に近づくから、自分は1棟17,600円〜と書いたうえで割り算を添える。公式は「夕食・朝食が付いて大人1名9,900円〜」とも案内しているけれど、ただしこの9,900円は追加1名あたりの料金表にも同じ額で出てくる数字で、1棟の基本料金とは別物だ。ここ、読み飛ばすと痛い。

そして時之栖。夕食付き+気楽坊温泉込みで大人9,000円〜というのは、単体で見れば相当いい数字だと思う。ただし公式に朝食の記載が無い。無いものを「たぶん付くだろう」と書くことはできないので、自分はこれを2食付きに数えない。夕食付き、と正確に呼ぶ。

公式の最安表示を、単位ごと書き出した表

施設県公式の最安表示(単位を明記)食事車の置き方
昭和ふるさと村栃木スモールグランピング 1棟2名まで込み 17,600円〜24,420円(1人あたり8,800円〜)1泊2食付き1棟の予約につき1台無料、2台目以降1,100円
時之栖 グランピングテント静岡1泊1名 大人9,000円〜/小人7,500円〜(1テント小学生以上4名まで)夕食付き+気楽坊温泉込み(朝食の記載は無い)テント周辺への乗り入れ不可。付近の駐車場にテント1張1台
時之栖 ログトレーラーハウス静岡1泊1名 大人11,000円〜/小人9,500円〜(1トレーラー4名まで)夕食付き+温泉込みサイト内の専用駐車場に1室につき1台。2台目以降は園内駐車場(無料)
PICA富士ぐりんぱ MORI BASE静岡1泊1名 2,720円〜なし(自炊)ほとんどのタイプで1台まで横付け可。2台目以降はゲストハウス横駐車場
PICA富士西湖 ミニログ山梨1泊1棟 5,000円〜なし(自炊)いずれのタイプも1台まで横付け可。2台目以降はゲストハウス前駐車場
PICA秩父 BBQ 6埼玉1泊1名 3,825円〜(定員6名)なし(自炊)コテージエリア乗り入れ不可。カート無料貸出
PICA山中湖 リラックスコテージ山梨1泊1名 4,505円〜(定員6名)なし(自炊)コテージ1棟につき1台まで
高滝湖グランピングリゾート千葉宿泊料金は予約システム側にしか無い=金額を書けない公式の宿泊ページに記載が見当たらない公式に記載が見当たらない

いずれも公式の最安表示で、時期・曜日・人数で上がる。最新は必ず公式で確認してほしい。

で、結局どれか。条件を切って断定する。2食付きで手ぶらに近いのがいいなら昭和ふるさと村。1棟2名まで込みで17,600円〜、1人あたり8,800円〜。全棟エアコン付きで、テントとテラスの上に屋根があるから雨でもBBQができると公式に書いてある。雨で夕飯が詰むのが一番きついので、ここは大きい。夕食と温泉込みで安く上げたいなら時之栖のグランピングテント、大人9,000円〜。温泉が宿泊者無料というのは、洗い物がどうとかいう以前に、風呂の心配が消えるという意味で効く。自炊してとにかく安くなら PICA富士ぐりんぱの MORI BASE 1泊1名2,720円〜。この三つ以外は、上の三つの下位互換か、比較の土俵が違う。「どれもおすすめ」と書くつもりはない。

高滝湖については、正直に書く。旧小学校をリノベした施設でペット同伴タイプもあって面白そうなのに、宿泊料金が公式サイト上の予約システムの中にしかない。だから金額を書けない。他サイトに載っている数字を拾ってくることはできるけど、それをやった瞬間にこの記事の意味が消える。

車を持っていない自分が、表の右端ばかり見ていた理由

表の一番右、車の置き方。ここを入れたのには理由がある。

自分は車を持っていない。毎回レンタカーかタイムズカーシェアで、渋谷のマークシティのステーションまで取りに行って、そこから出発する。カーシェアはステーションを選べば最大30日まで借りられるので、連泊でも困らない。コスパが良すぎると本気で思っている。ただ、借りた車である以上、荷物の積み下ろしの回数がそのまま体力に効いてくる。マンション住まいなので、部屋から駐車場までの運搬がまずあって、そのあと現地での運搬がある。

PICA秩父はコテージエリアに車を乗り入れられない。フロント前の宿泊者専用駐車場に停めて、無料貸出のカートで荷物を運ぶ形になる。時之栖もテント周辺への乗り入れ不可で、付近の駐車場にテント1張につき1台。グランピングだから持ち込む荷物は普段のテント泊よりずっと少ないはずで、それなら気にしなくていい話かもしれない――と書きかけて、やめた。少ないはず、は自分の推測だ。行っていないので言えない。言えるのは、公式にそう書いてあるという事実だけ。

トイレについても同じ。自分のキャンプ場選びの最重要条件はトイレが綺麗かどうかで、これは妻がキャンプを嫌いにならないための絶対防衛ラインだと思っている。でも今回の施設は一つも行っていないから、綺麗かどうかを判断できない。公式の写真を見て、気になるなら電話で聞いてほしい。ここで適当に「綺麗そうです」と書いたら、この記事はただのまとめサイトになる。

ペットの数字は、書いてあるものだけ

関東と周辺で「1万円以下のグランピング」を公式料金で数え直した|単位を揃えると話

犬は飼っていない。いつか飼いたいとは本気で思っていて、そのときのために条件だけは調べている。で、調べてみたらペット料金も単位がバラバラだった。

  • PICA秩父:コテージ1頭1,900円・追加1頭600円/テントサイト1頭600円。同伴可はドギーコテージ、BBQ 6(CAMP6)、PARK&CAMPサイトの3つのみ
  • PICA山中湖:1頭1,900円・追加600円。ドギーコテージ宿泊者に限る。ドギーコテージでも2F寝室へは上がれない
  • PICA富士西湖・PICA富士ぐりんぱ:1頭1,000〜1,900円(時期により変動)・追加600円
  • 昭和ふるさと村:1泊1匹1,500円。ラージグランピング<A>のみ可(<B>は入室不可)
  • 時之栖のグランピングテントはペットNG。1,000円というのはフリーキャンプサイトの料金

時之栖のところだけ太字にしたのは、ここが一番間違えられそうだからだ。「時之栖 ペット 1,000円」という数字自体は公式に存在する。ただしそれはフリーキャンプサイトの話で、夕食付き9,000円〜のグランピングテントとは別物。単位のトリックはペット料金にもある、ということ。

あと細かいけど大事なやつ。PICAは室内にペットを入れるときケージ・かご(底のあるもの)が必要で、レンタルが無いので持参。西湖はケージを使わず室内が汚れた場合に追加清掃料2,500円を請求されることがある、と明記してある。高滝湖もシーツや備品を汚した場合クリーニング代3,200円。金額が公式に書いてあるということは、実際に発生しているということだ。犬連れの人は、宿泊費より先にここを読んだほうがいい。マザー牧場のオートキャンプ場に至っては、同伴犬700円という数字はあるけれど、あれは牧場の入場料であって宿泊のペット料金ではない。そもそもグランピング施設ではなくオートキャンプ場で、1区画6,000円(4名まで込み)に別途入場料が要るうえ、公式には7月・8月の営業と書いてある。表に入れなかったのはそのため。

自分だったら、たぶん行かない

ここまで書いておいてなんだけど。

自分と妻のキャンプは、テント泊なら2泊3日以上、1泊2日なら設営不要のコテージ、と割り切っている。設営のことを考えると長くいたいからだ。1泊2日でテントを張ると、片付けたら終わってしまう。この使い分けについては1泊2日ならコテージ、という自分の使い分けに詳しく書いた。ウェルキャンプ西丹沢のコテージ料金も同じ理由で調べたやつだ。

グランピングはその「1泊2日ならコテージ」の延長線上にあるはずで、実際、食事が付いていて設営が要らないというのは、自分の価値観とそんなに遠くない。連休に4泊して、中日に何もしない。ITの仕事でPCばかり見ているから、画面から離れてぼーっとして、妻と喋って、飯を食う。その時間が欲しくてキャンプに行っている。観光はしない。キャンプ場から出ない。

ただ、グランピングで4泊はたぶんしない。値段が単純に積み上がるし、自分が好きなのは「炭火で朝飯を作る」みたいな、自分の手が入る部分だったりする。だから今回の調べ物は、正直に言えば妻への回答を作るためのものだった。「1万円くらいで行けるらしいよ」に対して、「1万円以下に見えるのは単位が違うからで、2食付きだと1棟17,600円〜。2人で割って8,800円〜。夕食だけでいいなら時之栖が大人9,000円〜で温泉込み」と答えられるようになった。この記事はそのメモを公開しただけ。妻とのキャンプの組み立て方自体はデュオキャンプの選び方のほうにまとめてある。

設営が要らない泊まり方という意味では、テントを用意してくれるスタイルを一度だけ使ったことがあって、あれはDOTEKAGEのレビューに書いた。あのときの感覚が、グランピングに一番近い体験として自分の中にある。

公式サイトの数字は2026年9月17日に見たもので、どれも最安表示。時期と曜日と人数で上がるし、値段自体が改定される。気になった施設があったら、この記事を閉じて、今日のうちに公式の空き状況を見たほうがいい。昭和ふるさと村 グランピング(公式)と時之栖 OUTDOOR HILL VILLAGE(公式)、それからPICA富士ぐりんぱ(公式)。自分も見る。

で、実際に泊まったら、この記事は書き換える。

🏕️ 気になった施設の空き状況と最新料金を見る

空き状況と最新料金は予約サイトで。施設名で検索できます。

よくある質問

Q. 本当に1万円以下でグランピングって行けるの?

A. 自炊前提や1棟料金なら5千円台の表示はある。ただし2食付きで1人1万円以下になる施設は今回調べた中には無かった。

Q. 結局どこが一番おすすめ?

A. 自分なら、雨でもBBQできる昭和ふるさと村か、温泉込みで気が楽な時之栖を選ぶと思う。

Q. 実際泊まってみてどうだった?

A. まだ一つも行っていないので、正直わからない。

キャンプ旅@30代

この記事を書いた人: キャンプ旅@30代

東京・世田谷在住の30代。キャンプ歴3年、妻とのデュオキャンプが中心で、神奈川・山梨・静岡がメインエリアで、コテージ泊も含めると年20泊ほど。ウェルキャンプ西丹沢/どてかげ/FUJICHUに実際に通っていて、那須のKA-MA-DOや龍の国にも行っています。「ブランドより実用性とコスパ」が基準で、失敗談もそのまま書きます。

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