キャンプ旅@30代(キャンプ歴3年・年20泊ほど)が、実際に行って・使って書いています。
📝 この記事でわかること
- 車を持たずに3年間キャンプを続けてきた実感と、タイムズカーシェアの借り方と、レンタカーに切り替えるとき
- 借りた車だからこそオートキャンプ場しか選ばない理由と、匂い・汚れ・返却時間との付き合い方
- 通っている西丹沢・DOTEKAGE・FUJICHUの特徴と、荷物運びを含めた車なしキャンプの現実
📋 目次
車を持たないまま3年キャンプした
結論から書くと、キャンプのために車を買う必要はなかった。自分は3年間ずっと、レンタカーかタイムズカーシェアでキャンプに行っている。世田谷のマンション住まいで、駐車場代を毎月払って、車検を通して、保険に入って、月に2回乗るかどうか。その計算をした瞬間に「無理だ」と思った。
借りるほうがコスパが良すぎる。これは3年やってみた実感で、今も揺らいでいない。
ただし、車なしキャンプには車なしキャンプの面倒がある。返却時間が頭から離れないとか、焚き火の匂いを次に乗る人のことを考えて気にするとか、部屋から駐車場までの荷物の運搬が地味に一番きついとか。そのへんを正直に書く。ちなみに行き先は全部オートキャンプ場だ。サイトに車を横付けできないなら候補から外している。理由は後で書く。
🎒 遠征キャンプに持って行っている、自分の定番ギア
借りた車だから、オートキャンプ場しか選ばない
車をサイトに横付けできること。これが自分のキャンプ場選びの第一条件で、車を持っていないことと直結している。
借りた車は、キャンプの間ずっと「動く物置」になる。使わない道具は積んだまま、夜になって冷えたら上着を取りに行き、雨が降ってきたら濡らしたくないものを放り込む。これがリヤカーで荷物を運ぶ区画だと、全部テントサイトに降ろすしかない。降ろしたら濡れる。濡れたら帰りの車に濡れたまま積むことになる。借りた車にそれをやるのが、単純に嫌なのだ。
だから通っているのはオートキャンプ場ばかりになった。定番はウェルキャンプ西丹沢、山梨のDOTEKAGE、富士山周辺のオートキャンプFUJICHU。この3つでたぶん大半を占めている。
西丹沢は都心から1時間半。空いていればの話で、混むと2時間ちょっとかかったこともある。500サイトくらいある広大な場所で、「来週の連休、まだ空いてる?」みたいな雑な思いつきでも予約が取れる。これが車を借りる側にはありがたい。キャンプ場が押さえられるか分からないのに先に車を予約するのは怖いし、逆もまた怖い。自分はキャンプ場→車の順で押さえている。西丹沢はその順番でほぼ失敗しない。
ゾーンはほぼBゾーンばかり選んでいる。大人が多そうな雰囲気と、木陰があるから。AゾーンとCゾーンは1回ずつ行ったきりで、他のゾーンは正直まだ試せていない。ウェルキャンプ西丹沢のレビューのほうに細かい話は書いた。
料金は公式のものを置いておく。1泊・車2台まで・キャンプサイトは5名以内、コテージは6名以内という条件。
| サイト種別 | オフ | オン | ハイ |
|---|---|---|---|
| オートサイト(電源なし) | 5,500円 | 7,000円 | 8,000円 |
| オートサイト(電源付) | 7,000円 | 8,500円 | 10,000円 |
| Aゾーン(電源付) | 9,500円 | 11,500円 | 12,500円 |
| コテージ(風呂無) | 14,000円 | 19,000円 | 29,000円 |
| コテージ(風呂付) | 22,000円 | 27,000円 | 37,000円 |
| ログハウス | 40,000円 | 45,000円 | 55,000円 |
事前振込制で、現地で払うぶんは現金のみ。クレジットカードも電子マネーも使えない。ここは自分が実際にやらかしたポイントで、西丹沢で現金が足りなくなって下ろしに行ったことがある。山の中で。あれ以来、キャンプ用の財布を別に用意して、数万円を常に入れておくようになった。キャッシュレス対応のキャンプ場は神だと思っている。もっと増えてほしい。料金は変わるので、最新は公式サイトで確認してほしい。
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匂いと汚れに、どこまで気を使うか
借りた車の一番の気がかりはこれだ。焚き火のあとの服と道具は、本気で燻製みたいな匂いになる。泥もつく。次に乗る人がいる車で、これをどう扱うか。
正直に書くと、自分は特別なことはしていない。汚れそうなものは袋に入れて積む、泥がついた靴はそのまま荷室に置かない、帰りにざっと車内を見て落ちているものを拾う。それくらいだ。ネットで見かける「専用のシートを敷いて」みたいな徹底した対策はやっていないし、やろうとして道具が増えるのも本末転倒だと思っている。
そして3年間、返却時に何か言われたことは一度もない。追加で請求されたこともない。だから気の使い方としてはこの程度で足りているのだと思う。ただ、気にしていないわけではなくて、撤収の最後に「これ、このまま積んでいいやつか?」と一瞬考える時間は毎回ある。自分の車ならその一瞬が無い。そこが唯一、車を持っている人を羨ましく思う瞬間だ。
あと、これは匂いとは別の話だが、火消し袋は絶対に持っていったほうがいい。FIELDOORの袋型を使っている。炭を完全に処理してから積めるので、余計な心配が一つ減る。つぼ型より袋のほうが畳めてかさばらない。
返却時間という見えない鎖と、9時間の渋滞
車を借りている以上、返す時間がある。これが精神的にけっこう効く。
キャンプ場を11時に出れば余裕、のはずだった日に、道が詰まって全然進まないことがある。カーナビの到着予定時刻が5分ごとに10分ずつ後ろにずれていく。あの感覚を知ってから、自分は撤収時間をかなり前倒しするようになった。
いちばん効いたのは夏の千葉だ。館山方面に行った帰り、9時間の渋滞にはまった。9時間。書いていて今も嫌な気持ちになる。海ほたるのあたりで完全に止まって、妻と二人で無言になり、途中から何を話していいか分からなくなって、そのうち二人とも、来年の夏は海方面をやめようという結論になった。その一言でうちの夏の行き先は決まった。それ以来、夏に千葉方面へは絶対に行かない。詳しい顛末は夏の千葉で渋滞9時間にはまった話に書いてある。
いま夏に行くのは神奈川・山梨・静岡東部。最近のブームは山梨だ。近い、標高が高い、アクセスが良い。3泊4日以上で時間が取れるときは静岡南部・栃木・群馬まで足を伸ばす。所要時間はどこも似たようなもので、意外と遠い。ただ空気が違うし、現地の食材が本当にいい。栃木のKA-MA-DOに行ったときは、近くの千本松牧場が拍子抜けするほど空いていて、乗馬が一瞬でできた。「遠くから来たんですよ」と話したら料金をまけてくれた。あれは嬉しかった。
同じ旅でペニーレイン那須にも行った。GWの8時オープンに合わせて着いたら、8時の時点で50人以上並んでいた。3時間待ちコースだ。二人で列を見て、一言も交わさずに車に戻った。地元の人に聞いたら、普通の土日なら7時に行けば比較的空いているらしい。次は7時に行く。
結局いちばんきついのは、部屋から車までの運搬
ここが車なしキャンパー、というよりマンションキャンパーの本丸だと思っている。
毎回積むのはだいたい決まっていて、コールマンのテント、Camdoorのインフレーターマット2枚、キャプテンスタッグのヘキサグリル、HIBARIの鉄のフィールドラック、ストウブ、キャプテンスタッグのダッチオーブン25cm、JHQのマルチグリドル。書き出すと大したことなさそうに見えるが、鉄とダッチオーブンが乗った時点で重量がえげつない。HIBARIのラックは妻が最初「重すぎる」と嫌がっていた。最近は便利さのほうが勝ったらしく、何も言わなくなった。ただ、たまに角に足をぶつけると本気で痛い。あれは本当に痛い。
この一式を、玄関からエレベーターに乗せて、エントランスを抜けて、借りてきた車まで運ぶ。この工程が快適さを決めている。現地の設営より、この運搬のほうがしんどい日がある。
だから収納にこそ最初に金をかけるべきだと思っている。キャンプを始めたばかりの頃は「収納ケースに数千円出すくらいならギアを買いたい」と考えていた。逆だった。運べなければ持っていけないし、持っていけない道具は無いのと同じだ。この話はマンションでのキャンプ道具の収納に詳しく書いた。
で、その収納が今、詰まっている。3年目で一通り揃ってしまったせいだ。押し入れの奥から取り出すのに手前を全部出す構造になっていて、毎回それをやっている。整理を考えてはいるが、正直なところ解決策は「車を買って積みっぱなしにする」しかない気がしている。これは完全に願望で、まだ買っていない。車を持つとコスパが崩れるのも分かっている。分かっていて、たまに中古車サイトを開いてしまう。
1泊2日ならコテージ、テントを建てるなら2泊3日以上
借り方の話をすると、日程で借り方を変えてはいない。タイムズカーシェアは、ステーションを選べば最大30日まで借りられる。自分は家から近い渋谷のマークシティのステーションまで取りに行くことが多くて、1泊でも2泊でも同じ手順で済む。レンタカーを使うのは、そこで空きが取れなかったときだ。変えているのは日程のほうで、1泊と2泊では時間の使い方がまるで違う。
ただ、そもそも1泊2日でテントを建てるのはおすすめしない。昼に着いて設営してバタバタして、飯を食って寝て、翌朝には片付けが始まる。何もしない時間がほぼ無い。設営と撤収の労力に対して、滞在時間が短すぎて割に合わない。
なので自分は割り切っている。テント泊なら絶対に2泊3日以上。1泊しか取れないならコテージ。西丹沢にはコテージ棟が多いので、キャンプ未経験の友達カップルを誘うときは必ずここのコテージにしている。設営なしでうまい飯と焚き火だけ体験させると、だいたい沼にハマる。実績あり。親と行ったこともある。
2泊の中日に何をするかというと、何もしない。観光地には行かない。これは連泊の人としてはかなり少数派らしいが、うちは本当にキャンプ場から出ない。ぼーっとして、妻と喋って、飯を作って、本を読む。散歩には行く。それだけだ。普段ITの仕事でずっと画面を見ているので、何も見ない時間そのものに価値がある。連泊するのは中日の「何もしない贅沢」を確保するためで、それ以外の理由はない。
連泊だと朝を炭火にできるのもいい。1泊だと炭の処理が面倒で使う気にならないが、2泊なら朝から炭を熾す。最終日の朝は余り物で作るのが最近のブームだ。昔は最終日の朝の分まできっちり買っていたが、どうしても多めに買ってしまって余るので、最後は残ったもので適当に作ることにした。これが妙にうまい。デュオでの過ごし方はデュオキャンプの選び方とレイアウトにまとめてある。
山梨が近いのは、車を借りる身にはかなり効く
DOTEKAGEに通っているのは、お湯が出て、井戸水がそのまま飲めて、サウナまであるからだ。ジャグに水を詰めて運ぶ必要がないのは、部屋から駐車場まで自力で運ぶ人間にとって本当にでかい。あと薪が1本単位で買えて、すぐ手に入る。以前、薪を地面に直置きして夜露で湿気らせたことがあって、それ以来ちゃんと薪入れを使っている。その薪入れもDOTEKAGEで買った。
とはいえDOTEKAGEでも、妻と設営しながら焚き火台を組んで、火を入れて、気づいたら20時に薪が燃え尽きていたことがある。想定の倍くらい減るのが早かった。売店が近いのはこういうときに効く。
薪といえば、自分は薪割りにハマっていて今も続いている。薪割り台があるとつい割ってしまう。スカッとするので超おすすめ。
FUJICHUは3つの中でトイレがいちばん綺麗で、妻の評価が飛び抜けて高い。徒歩2分に道の駅的な施設があって、場外でも綺麗でうまい飯が食える。ここでは安物のソフトクーラーを使って保冷に失敗したことがあって、あれは完全に自分のミスだった。朝に挽きたてのコーヒーを初めて飲んで感動したのもFUJICHUだ。感動したのにミルは結局使わなくなった。朝がだるい。ものは良いのに、自分の生活習慣に負けた。オートキャンプFUJICHUのレビューとどてかげキャンプ場のレビューはそれぞれ別に書いた。
この3つを回しているのは、単純に「車を借りて行って、無理なく帰ってこられる距離」だからでもある。片道2時間を超えると、返却時間の計算が急に難しくなる。9時間渋滞のトラウマもある。
次の連休はまた西丹沢のBゾーンを取るつもりでいる。そろそろDゾーンを試せという話ではあるのだが、木陰の誘惑に勝てたことがまだ一度もない。車の予約はキャンプ場を押さえてから、いつも通り。
よくある質問
Q. 結局、車買った方が安いんじゃないの?
A. 3年やってみた実感だと借りる方が圧倒的にコスパがいい。今も気持ちは変わっていない。
Q. 西丹沢ってカードとかキャッシュレスで払えるの?
A. 使えない。現金のみの事前振込制。
Q. Bゾーン以外のゾーンってどうなの?
A. 正直まだよくわからない。木陰につられて毎回Bゾーンばかり選んでしまっている。
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この記事を書いた人: キャンプ旅@30代
東京・世田谷在住の30代。キャンプ歴3年、妻とのデュオキャンプが中心で、神奈川・山梨・静岡がメインエリアで、コテージ泊も含めると年20泊ほど。ウェルキャンプ西丹沢/どてかげ/FUJICHUに実際に通っていて、那須のKA-MA-DOや龍の国にも行っています。「ブランドより実用性とコスパ」が基準で、失敗談もそのまま書きます。