正直に言う。山梨の春キャンプで失敗したくないなら、キャンプ場選びの優先順位を「景色より設備」にしろ。絶景サイトでトイレが汚かったり、洗い場でお湯が出なかったりして、一緒に来た妻の機嫌が終わった経験があるからこそ言える。自分がどれだけ感動していても、連れが「もう来たくない」と思ったらアウト。その経験から、今は景色と設備の両方が揃っている場所しか行かない。
その条件で山梨エリアを絞り込んだ結果、オートキャンプFUJICHUとDOTEKAGE CAMP GROUNDの2か所が頭一つ抜けていた。この2か所については後で詳しく書く。
そのうえで、春という季節は山梨がさらにおかしいレベルで良くなる。3月下旬から5月上旬にかけて、雪を頂いた富士山と満開の桜が同時に見える。これ、夏には絶対に体験できない景色。しかも世田谷から中央道で90〜120分圏内というアクセスの良さが、週末に動くにはちょうどいい。
春こそ最高!山梨で富士山が見えるキャンプ場をすすめる理由
自分は世田谷ベースで神奈川・山梨・静岡東部をぐるぐるしているキャンパーだけど、最近のブームは完全に山梨。その中でも春に限って言えば、年間を通じて一番コスパが高いシーズンだと思っている。理由は3つ。
①空気が澄んでいて富士山の輪郭がくっきり見える。冬ほど寒くなく、夏のように水蒸気でぼやけることもない。3月下旬〜4月の晴れた朝は視界が恐ろしいほど通っていて、富士山が「そこにある」感がすごい。
②雪を頂いた富士山と春の花が同時に見られる。これは夏絶対に無理。積雪が残っている時期の富士山と満開の桜の組み合わせは、見られる期間が3月下旬〜4月中旬のごく短い窓しかない。
③夏ほど虫がいない。地味だけどこれ本当に大事。夏の山梨は虫がうるさくて、特に食事中が辛い。春はほぼゼロ。
富士山を見るなら朝6〜8時台が勝負。雲が湧く前の時間帯、富士山方向を向いたサイトでコーヒーを淹れて静かに座っている時間のために、自分はキャンプを続けている感じがある。あの朝は、ホテルでは絶対に手に入らない。
💡 富士山が見えやすい時間帯
午前中が圧倒的に有利。午後になると山麓から雲が湧きやすく、夕方は逆光になる。早起きが苦手な人でも、春キャンプだけは朝6時に外へ出ることを強くすすめる。テントを出た瞬間の景色に後悔したことは一度もない。
🎒 キャンプ場に行く前に揃えたい必須ギア
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【厳選5選】春の富士山ビューが圧巻!山梨のキャンプ場
Photo by Unsplash
① オートキャンプFUJICHU(富士山周辺・通称「富士中」)
自分の中で現時点の山梨No.1がここ。理由はシンプルで、トイレが圧倒的に綺麗で、妻の評価が全キャンプ場の中で一番高い。キャンプ場のトイレを甘く見てる人に言っておくと、パートナーがキャンプを嫌いになる一番の原因はトイレなので、ここだけは絶対に妥協しない。
さらに徒歩2分のところに道の駅的な施設があって、場外でも綺麗で美味い飯が食べられる。これが地味に大きい差別化ポイント。「キャンプ飯を作る気力がない朝」に外食できる選択肢があるだけで、滞在のストレスがぐっと下がる。
春の早朝はサイトから富士山が正面に見えて、晴れた日はかなり感動する。標高が高いぶん夜は冷えるので(春でも夜間5℃前後になることがある)、防寒はしっかり準備を。
→ オートキャンプFUJICHU 公式サイト
② DOTEKAGE CAMP GROUND(どてかげキャンプ場・山梨)
キャンプを始めた初期から通っているお気に入り。正直、ここなしに自分のキャンプ歴は語れない。洗い場でお湯が出る・水が井戸水でそのまま飲めるという2点が本当に助かる。お湯が出ないキャンプ場でキャンプ飯の油汚れを洗った経験がある人なら分かると思うけど、これは夏でも絶対に必要。ジャグを持っていかなくていいのも荷物が減って楽。
場内にサウナがある。オーナー・スタッフが親切で融通が利くので、初めて行く人でも安心感がある。富士山ビューはFUJICHUほど正面ドーンではないけど、総合的な「また来たくなる感」はトップクラス。
→ DOTEKAGE CAMP GROUND 公式サイト
③ 本栖湖キャンプ場(山梨県・富士五湖)
千円札の裏に描かれた富士山アングルで知られる本栖湖畔。湖面に映る逆さ富士と春の青空の組み合わせは、写真映えという意味ではここが頂点。妻と来るたびに「またここに来たい」となる場所の一つ。
オートサイト1区画6,000円〜。湖畔に近いサイトは当然人気なので、予約は最低2か月前を目安に取りにいく必要がある。春の連休はもっと早い。個人的にはトイレの清潔度がFUJICHUより一歩落ちるけど、景色の引力がすごいのでそれでも来る場所。
④ 山中湖交流プラザ きらら(山梨県・山中湖)
山中湖の東岸に位置する施設で、春になるとフラワーガーデン越しに富士山が見える構図が完成する。4月下旬〜5月上旬は隣接エリアの花畑が色づいて、富士山と花の組み合わせが同時に楽しめる。
オートキャンプのサイト料金が3,500円〜と比較的リーズナブルで、設備も整っているのでトイレ面でも安心感がある。ここで1泊して翌朝の湖越し富士山を見るのが好きなパターン。初心者のパートナーを連れてくる最初の一回としても選びやすい場所。
⑤ ふもとっぱらキャンプ場(静岡県・朝霧高原)
厳密には静岡県富士宮市。ただ山梨の富士五湖エリアから車で30分圏内なので、山梨遠征とセットで語られることが多いし、富士山ビューキャンプの候補として外せない。
約130ヘクタールの草原フリーサイトに広がる景色と、正面から見る富士山の迫力は別格。どこにテントを張っても富士山が見えるけど、北エリア寄りのサイトが富士山に正対できて特におすすめ。大人1人2,000円〜というコスパも良い。ただし区画なしフリーサイトのため、設備面はFUJICHUやどてかげより落ちる。景色一本で勝負してくるキャンプ場、という理解が正確。
春の連休は恐ろしいほど埋まる。2〜3か月前には予約サイトを確認することを強くすすめる。
【エリア別】富士五湖・朝霧高原・道志川沿い――ロケーション比較
山梨の富士山ビューキャンプは大きく3エリアに分かれる。どれが良いかは優先するものによって変わるので、比較表で整理しておく。
| エリア |
富士山ビュー |
東京からの距離 |
こんな人に向いてる |
| 富士五湖周辺 |
◎ 湖+富士山の絶景 |
約90〜120分 |
設備重視・カップル・初心者 |
| 朝霧高原 |
◎ 草原+大迫力富士山 |
約130〜150分 |
開放感・景色一本勝負派 |
| 道志川沿い |
△ 高台から一部見える |
約80〜100分 |
川遊び込みのファミリー |
個人的には富士五湖エリアが圧勝。「富士山を見るための旅」として設備・景色・アクセスすべてが揃っている。FUJICHUもどてかげも富士五湖エリアに近い山梨側で、実体験として何度も通えているのがその証拠。
朝霧高原の「草原の真ん中にテントを張って、正面に富士山がドーン」という光景はまた別種の感動があるのは認める。ただし世田谷から130〜150分かかるぶん、週末2泊3日で計画しないとアクセスの消耗で損をする。1泊2日で朝霧を選ぶのはおすすめしない。
【花×富士山】桜・芝桜・菜の花と絶景を同時に楽しめるスポット
春キャンプの最大の武器がここ。富士山と花が同時に見られる期間は短いし、これを目当てにスケジュールを組む価値が十分にある。
桜×富士山(3月下旬〜4月中旬)
河口湖の北岸エリアは桜の本数が多く、朝の澄んだ空気の中で富士山と桜が同じフレームに入るポイントが複数ある。本栖湖キャンプ場の周辺も桜と湖面の逆さ富士が狙えて、早朝6時台に動けば人もまだ少ない。この時間帯の景色は一人で見るには少し申し訳ない感じがするくらい綺麗。
芝桜×富士山(4月下旬〜5月中旬)
富士河口湖町の「富士本栖湖リゾート」で行われる富士芝桜まつりは、ピンクの芝桜の絨毯越しに白い富士山が見える構図が完成する場所。入場料は大人1人800円(2026年料金)。キャンプ場単体で見るより、周辺で1泊してここに朝イチで来る動き方が正解。芝桜まつり期間中(4月下旬〜5月中旬)は国道139号が土日に大渋滞するので、金曜夜入りの土曜早朝アクセスが賢い。
菜の花×富士山(3月下旬〜4月上旬)
山中湖周辺の湖畔道路や富士河口湖沿いに菜の花スポットが点在している。黄色×白の組み合わせは桜より少し地味に思われがちだけど、写真で見ると映える。桜よりも少し早い時期なので、3月下旬に狙いに行く人は菜の花も候補に入れてほしい。
💡 予約攻略の本音
山梨の春キャンプ場で「良い場所」は2〜3か月前には埋まる。特に桜シーズンの4月第1〜2週の週末と、芝桜まつり期間中の4月下旬〜5月上旬は戦争状態。FUJICHUとどてかげは公式サイトから直接予約できるので、日程が決まったら即アクセスすること。じゃらんやなっぷに出回る頃には良いサイトは残っていないことが多い。
【春キャンプの注意点】寒暖差・残雪・花粉への備えと持ち物リスト
春の富士山麓キャンプで一番やらかしやすいのが寒暖差の読み違い。これは自分も実際にやった失敗で、正直恥ずかしい話だけど書いておく。
4月上旬に山梨のキャンプ場に行ったとき、「もう春だから」と油断して快適睡眠温度が5℃対応の寝袋だけを持っていった。昼間は17℃くらいあって気持ちよかったけど、夜中に外が3℃近くまで下がって寒すぎて目が覚めた。寝袋の限界ギリギリで、翌朝はぐったり。富士山麓・標高900m前後のキャンプ場では、4月でも夜間は3〜5℃になることがある。春キャンプには0℃対応以上の寝袋が必須。これだけは声を大にして言いたい。
あと、山梨はスギとヒノキの花粉がきつい。3月〜4月の春キャンプで
花粉症がある人はマジで準備が必要。自分は毎年春になると目と鼻がやられるタイプで、キャンプ中はずっとマスクをしているのが正直なところ。テント内への花粉の持ち込みを減らすために、入口でフリースを脱ぐ・タオルを外に干しっぱなしにしないなど細かい工夫が地味に効く。アレグラやクラリチンなどの飲み薬は前日から飲み始めておくと翌朝の状態がかなり違う。薬局で買えるものでいいので、忘れずにバッグに入れておいてほしい。
残雪については、標高1,000mを超えるエリアや北向きの斜面に近いキャンプ場では4月上旬でも残っていることがある。地面がぬかるんでいるとペグが刺さりにくくなるし、テントの底面が汚れてメンテが大変になる。グランドシートは必ず持っていくこと。あと長靴やレインブーツを一足積んでおくと、朝露でぬれたサイト内でも気にせず動けるのでかなりストレスが減る。
春キャンプの持ち物チェックリスト(富士山麓・4月版)
- 0℃対応以上の寝袋(これだけは絶対妥協しない)
- インナーシュラフまたはフリースのブランケット(保険として)
- 花粉症の薬(前日夜から服用開始)
- マスク(就寝時以外はほぼ常用)
- グランドシート(ぬかるみ・結露対策)
- レインブーツまたは長靴
- ウィンドブレーカー(昼の紫外線対策にもなる)
- サングラス(花粉+紫外線のダブルで目がやられる)
- カイロ(10個くらい余分に持っていくと安心)
- ホットサンドメーカーまたは鍋(夜の温かい食事が生命線)
まとめ|山梨×富士山×春キャンプは「段取り8割」の世界
世田谷から中央道を走って2時間もしないうちに、富士山を正面に見ながらコーヒーを飲める場所にたどり着ける。この事実だけでもう山梨の春キャンプは正義だと思っている。キャンプ歴3年の自分がここ数シーズンで実感しているのは、富士山麓の春はとにかく「段取りで勝負が決まる」ということ。サイト選びも、予約タイミングも、寒さ対策も、交通渋滞の回避も、全部事前準備の話。当日の天気や気温に対してできることは少ないけれど、準備できることは山ほどある。初めて春キャンプに行く人も、去年失敗した人も、このページを読んだ時点でもうスタートラインには立てている。
2026年の春、まず狙い目は4月第1週か第2週の平日絡みの週末。桜の開花タイミングと重なれば、富士山×桜という日本一といっても過言ではない景色がキャンプサイトから見られる。FUJICHUやどてかげなど人気どころは公式サイトを今すぐブックマークして、日程が固まった瞬間に予約を入れる動きをしてほしい。「また来年でいいか」と思っているうちに良い週末はあっという間に埋まる。春の富士山は待ってくれない。
自分も2026年の春はすでに日程を仮押さえしている。去年は寝袋の失敗でぐったりしたので、今年は0℃対応のダウンシュラフを新調して、金曜夜に出発して渋滞を避けて、朝イチで芝桜まつりに滑り込む作戦を立てている。同じように富士山を見ながらキャンプをしたいと思っている人の参考に少しでもなれば嬉しい。ぜひ良い春キャンプを。
よくある質問
Q. 山梨で富士山が見えるキャンプ場は?
A. 富士五湖・朝霧高原・道志川沿いなどにあります。景色だけでなくトイレやお湯などの設備が整ったキャンプ場を選ぶことが、家族との良い思い出作りにつながります。実際の利用者の声も参考にしましょう。
Q. 春キャンプで桜と富士山を同時に見られる?
A. 山梨の春キャンプでは、桜・芝桜・菜の花と富士山を同時に楽しめるスポットが複数あります。時期や花の見頃をチェックして、ベストなタイミングでの予約がおすすめです。
Q. 山梨春キャンプの予約はいつがいい?
A. 春は混雑シーズンのため、早めの予約が必須です。記事では実体験に基づいた予約タイミングと、寒暖差・花粉対策の持ち物リストも解説しています。