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「チェアにそんなお金かけたくないけど、安物買いの銭失いも嫌だな…」——キャンプを始めたころ、正直そう思ってました。テントやシュラフに予算を使いすぎて、チェアは後回し。最初に買った1,500円のパイプ椅子、1回のキャンプで足のジョイントが折れました。笑えない。
でも実際、チェアってキャンプの快適さを決める最重要ギアのひとつなんですよね。焚き火の前でぼーっとする時間、飯食う時間、ビール飲みながら星を眺める時間——ぜんぶチェアの上。そこをケチるとキャンプの満足度がまるで変わってくる。かといって3〜4万円するようなブランドチェアはなかなか手が出ない。
そこでこの記事では、キャンプ歴数年・関東〜山梨・長野エリアを中心に年間10泊以上こなしている自分が、実際に使ったもの・試したものをベースに「安くて本当に使えるキャンプチェア」を厳選して紹介します。選び方のポイントも合わせて書いたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
安いキャンプチェアを選ぶ前に知っておきたいこと
値段だけで飛びつくと後悔します。自分がそうだったので。安いチェアにも”買っていいもの”と”やめたほうがいいもの”があって、その差は価格じゃなくスペックの見方にある。まずここを押さえてから商品を選んでください。
耐荷重は必ず確認する
安いチェアの落とし穴ナンバーワンがこれ。耐荷重80kgと書いてあっても、実際は「静荷重」で計測されていることが多く、立ったり座ったりする動作が加わると実質的な限界はもっと低い。体重70kg台の自分は、最低でも耐荷重100kg以上を基準に選んでいます。フレームの素材(スチールかアルミか)も合わせて見ておくと安心。
座面の高さは「スタイル」によって選ぶ
ローチェア(座面高20〜30cm)かハイチェア(座面高40〜50cm)か、これはキャンプスタイルによって変わります。焚き火をじっくり楽しみたいならローチェア。テーブルで食事メインならハイチェア。ファミリーキャンプで子供がいるときはハイのほうが使いやすかったりもする。「なんとなく見た目がおしゃれだから」で選ぶと後悔するので、自分のスタイルを先に決めておくのがコツ。
収納サイズと重量も見落とさない
車移動なら多少かさばっても問題ないですが、電車・バイクでのソロキャンだと話が変わってくる。収納時のサイズが50cm以内・重量2kg以下を目安にすると持ち運びがだいぶ楽になります。
「重量○kg」と書いてあってもチェアバッグ込みの重量の場合があります。購入前に本体のみの重量を確認するのを忘れずに。スペック表をよく読んでも書いていないことも多いので、レビューの写真を参考にするのがおすすめです。
価格帯別:安いキャンプチェアの選び方の目安
「安い」の定義って人によってけっこう違うと思うので、価格帯ごとにざっくり整理しておきます。
| 価格帯 | こんな人向け | 品質の目安 |
|---|---|---|
| 〜2,000円 | 年1〜2回しか行かない・お試し | 耐久性は期待しない。使い捨て感覚で |
| 2,000〜5,000円 | コスパ重視で本格的に使いたい | このゾーンが一番コスパが高い。狙い目 |
| 5,000〜10,000円 | 快適さもほしい・長く使いたい | 機能・デザインのバランスがとれてくる |
| 10,000円〜 | 道具にこだわりたい・ブランド好き | ヘリノックスなどの定番ブランドゾーン |
個人的には、2,000〜5,000円のゾーンが一番コスパが高いと思っています。国内外のOEMメーカー品でもかなりしっかりしたものが揃ってきているので、このあたりを中心に紹介していきます。
ソロキャンプにおすすめの安いチェア3選
① Warmlite(ウォームライト)アルミローチェア|約3,500円
ソロキャンパーの間で地味に人気なのがこのタイプ。アルミフレームで本体重量約900g、収納サイズは約40×10cm。電車でのキャンプにも持っていけるコンパクトさで、焚き火向けの低い座面(約27cm)が気持ちいい。耐荷重は100kgで安心感もある。Amazonのレビューを見ると「思ったより座り心地がいい」という声が多くて、自分も同感。ただ、長時間座り続けると背中がちょっと疲れてくるので、2〜3時間の焚き火タイムにちょうどいい感じ。
② FIELDOOR(フィールドア)パレットチェア|約4,000円
国内ブランドのFIELDOORはコスパ系キャンパーには定番中の定番。パレットチェアは座面高が約40cmで、ハイタイプとしてはかなり使いやすい高さ設定。スチールフレームなので重量は約2.5kgあるけど、折りたたみやすく車キャンプには最適。カラーバリエーションも6色以上あって、サイトの雰囲気に合わせて選べるのがいい。実際に友人のキャンプで借りて座ったとき、「あ、これ普通に快適だな」と思いました。
③ DOD(ディーオーディー)ソトデモイエノコチェア|約6,000円
少し予算を伸ばせるなら、このDODのチェアは本当におすすめしたい。家の椅子と同じサイズ感(座面高約42cm)で、普段使いとキャンプで兼用できる設計。重量2.3kg、耐荷重100kg。デザインもおしゃれでインスタ映えを気にするなら一番バランスがいい。自分は山梨のキャンプ場で隣のキャンパーが使っているのを見かけて気になった一品で、6,000円でここまでの品質なら文句なし。
ファミリーキャンプにおすすめの安いチェア4選
ファミリーキャンプだとチェアの数がそろそろ必要になってくる。大人2人+子供2人で4脚となると、1脚5,000円でも合計2万円。正直、ここは予算を抑えたいところですよね。
① コールマン コンパクトフォールディングチェア|約3,500〜4,500円
アウトドアブランドの老舗コールマンのチェアがこの価格帯で手に入るのは正直すごい。折りたたみ式で収納袋付き、座面高約44cm、耐荷重約80kgとファミリー用としても十分なスペック。品質が安定しているのがコールマンの強みで、初心者にも安心して勧められる。ただし耐荷重が80kgなのでガタイのいい人は注意が必要。
② Quechua(ケシュア)キャンプチェア|約2,500円
デカトロン(旧ケシュア)の激安チェア、知ってますか? 正直、最初は「これで大丈夫?」と半信半疑でしたが、使ってみてびっくり。耐荷重110kg、重量1.7kg、収納サイズ約60×12cm。2,500円でこのスペックは異常。デザインはシンプルでツボを押さえた作りで、耐久性も思ったより高い。ファミリー用に4脚まとめて買っても1万円という破格さ。長野や山梨のキャンプ場でも見かけることが増えてきた印象です。
③ キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)アルミ ラッシュチェア|約4,500円
国内老舗ブランドのキャプテンスタッグ。ラッシュチェアはアルミフレームで軽量(約1.9kg)、耐荷重は80kgとやや控えめだけど、コンパクト収納が強み。子供用チェアとして使うにはちょうどいいサイズ感で、ファミリーキャンプで大人はFIELDOOR、子供はキャプテンスタッグ……という組み合わせもアリ。
④ ロゴス(LOGOS)Lぐったりチェア|約7,000〜8,000円
少し予算を上げていいなら、ロゴスのこのチェアは別格の座り心地。背もたれが大きく傾いていて、文字通りぐったりできる設計。耐荷重100kg、座面高40cm。ファミリーキャンプでパパが「疲れたからちょっとゆっくりしたい」というときに最高です。自分も実際にファミリーキャンプで使っていて、子供を寝かしつけたあとこれに座りながらビールを飲む時間がたまらない。
チェアは「買い替え前提」で考えると失敗しにくいです。最初は安いものを使って自分の好みのスタイル(ロー・ハイ・リクライニングなど)を把握してから、本命を買う。自分はこの方法でギアの失敗が激減しました。いきなり高いものを買うより、段階的にグレードアップするほうが結局コスパがいい。
チェア選びで失敗しないためのチェックリスト
購入前にこれだけ確認しておけば、「思ってたのと違う」を防げます。
- ✅ 耐荷重は自分の体重+10〜20kgの余裕があるか
- ✅ 座面高は自分のキャンプスタイルに合っているか(ロー or ハイ)
- ✅ 収納サイズ・重量が移動手段に合っているか
- ✅ フレーム素材(スチール or アルミ)を確認したか
- ✅ 地面が砂地・芝など、足が沈みそうな場所では脚キャップの有無を確認したか
- ✅ 使用するテーブルの高さとセットで考えているか