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「キャンプしたい、でも温泉にも入りたい」——そんな欲張りな願いを叶えてくれるエリアが、栃木にはある。
自分は東京から奥さんと一緒に年に数回、栃木方面へキャンプに出かける。片道2〜3時間かかるので連泊メインになるんだけど、それでも「また来たいな」と思わせる魅力がある。その大きな理由のひとつが、那須・日光・塩原といった有名温泉地とキャンプ場が近いこと。焚き火で体の外側を温めて、温泉で内側からもほぐれる——あの開放感は一度体験したら忘れられない。
この記事では、栃木のキャンプ場×温泉の組み合わせをエリア別に厳選して紹介する。「キャンプ場から温泉まで実際に何分くらい?」「日帰り入浴の料金は?」「子連れでも大丈夫?」といった実用的な疑問にもできるだけ答えていくので、ぜひ参考にしてほしい。
栃木の温泉キャンプ場おすすめ7選|早見表
まずは今回紹介するキャンプ場を一覧でチェック。温泉までの距離・日帰り入浴の目安料金・エリアをまとめた。
| キャンプ場 | エリア | 温泉までの距離・時間 | 日帰り入浴目安 | タイプ |
|---|---|---|---|---|
| カマドキャンプ那須高原 | 那須 | 車5〜10分 | 600〜1,000円 | オートキャンプ |
| 那須高原オートキャンプ場 | 那須 | 車5分以内 | 700〜1,200円 | オートキャンプ |
| 日光だいや川公園オートキャンプ場 | 日光 | 車10〜15分 | 800〜1,000円 | オートキャンプ |
| 日光キャンプビレッジ | 日光・鬼怒川 | 車5〜10分 | 700〜1,000円 | オート・コテージ |
| 塩原グリーンビレッジ | 塩原 | 徒歩圏〜車3分 | 600〜900円 | オートキャンプ |
| 湯西川温泉キャンプ場 | 日光・湯西川 | 隣接(徒歩3分) | 500〜800円 | オートキャンプ |
| 那須野が原ハーモニーの森 | 那須 | 車10〜15分 | 700〜1,000円 | オート・バンガロー |
栃木のキャンプ場は現金のみ対応の施設が今でも多い。直前に「現金ない!」となるとかなり焦るので、出発前にATMに寄っておくのを強くすすめる。自分も最初のころ那須エリアで「え、カード使えないんですか」と言われてヒヤッとした経験あり。
那須エリア|高原の自然×源泉かけ流しが最強すぎる
カマドキャンプ那須高原
実際に自分が行ったことのあるキャンプ場。那須高原の気持ちいい空気の中でキャンプできる、個人的にかなり好きな場所。サイトの雰囲気が落ち着いていて、奥さんも「また来たい」と言っていたところ。
温泉へのアクセスも申し分ない。那須湯本温泉エリアまで車で5〜10分程度で、日帰り入浴を受け付けている温泉宿が複数ある。有名なのは「鹿の湯」で、入浴料は大人500円という破格の安さ。硫黄の匂いがする昔ながらの共同浴場で、温度帯の違う浴槽が複数あるのが面白い。40℃・41℃・42℃・43℃・44℃・48℃と6種類もあって、最高温度の48℃はほぼ修行の世界。自分は44℃が限界だった。
キャンプ場の利用料は時期によって変動するが、オートサイト1泊4,000〜7,000円前後が目安。チェックインは13:00〜、チェックアウトは11:00が基本。トイレの清潔さもまずまずで、奥さんのチェックもなんとかクリア。
那須野が原ハーモニーの森
那須塩原市が管理する公営のキャンプ場。公営だからといってショボいわけではなく、設備が整っていてファミリーには使いやすい。オートサイトは1区画3,000〜5,000円程度とリーズナブル。
ここから那須塩原温泉エリアへは車で10〜15分ほど。温泉施設「那須塩原 乃木温泉」や「板室温泉」が近く、板室温泉は「関東の薬湯」とも呼ばれる名湯。日帰り入浴は施設によって異なるが700〜1,000円前後が多い。受付時間は施設によって午前10時〜午後8時ごろまでが多いので、夕食後に入りに行くなら早めに動いた方がいい。
日光・鬼怒川エリア|世界遺産の地で温泉キャンプ
日光だいや川公園オートキャンプ場
日光エリアで温泉キャンプを考えたとき、まず候補に挙がる定番どころ。大谷川の清流沿いにあるオートキャンプ場で、ロケーションが本当にいい。サイト数も多く(約70区画)、設備も充実している。
温泉はキャンプ場から車で10〜15分の日光温泉・湯元温泉エリアへ。湯元温泉は標高1,478mの奥日光に位置する源泉かけ流しの名湯で、日帰り入浴は800〜1,000円ほど。白濁した硫黄泉は見た目からして「効きそう」感が半端ない。秋の紅葉シーズンは混雑するので、朝イチか平日を狙うのがベター。
ちなみに冬でも利用でき、雪景色の中で焚き火をしてから温泉に浸かるという最高の体験ができる。ただし冬の日光は路面凍結が怖いので、スタッドレスかチェーンは必須。
湯西川温泉キャンプ場
これが個人的には「温泉キャンプの完成形」だと思っている場所。湯西川温泉の温泉街に隣接していて、文字通り徒歩3〜5分で温泉に浸かれる。車を動かさなくていいのが最高で、焚き火後にそのまま歩いて温泉へ行ける動線は他のキャンプ場にはなかなかない。
湯西川温泉は「平家の落人伝説」が残る秘湯感たっぷりの温泉地。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉で、ぬるっとした肌触りが特徴。日帰り入浴は「湯西川温泉 薬師の湯」などで500〜800円前後から受け付けている。
キャンプ場自体はそこまで広くないが(約20〜30区画)、川沿いのロケーションがとにかく美しい。冬には「かまくら祭り」も開催されるエリアで、時期を合わせると雪景色とかまくらの幻想的な風景も楽しめる。
塩原温泉エリア|湯量豊富な名湯×渓谷キャンプ
塩原グリーンビレッジ
塩原温泉郷といえば、11もの温泉地が連なる栃木最大級の温泉エリア。そのど真ん中に近い場所にあるのが塩原グリーンビレッジ。
塩原温泉の日帰り入浴施設は複数あり、キャンプ場から徒歩圏〜車で3分以内に「不動の湯」(無料の野天風呂)や「元湯温泉」の日帰り施設がある。「不動の湯」は無料で入れる野天風呂で、渓谷沿いの開放的な露天風呂。ただし混浴なので、奥さんと一緒だと少し勇気がいるかも(笑)。プライベートに入りたいなら有料の施設を使う方が無難。
塩原の湯は重曹泉が多く、「美人の湯」とも言われるほど肌がつるつるになる。実際に入ると翌朝の肌の調子が明らかに違う気がして、奥さんが毎回「また来たい」と言う主な理由のひとつになっている。
塩原の日帰り温泉施設は午後3〜4時以降に混雑のピークを迎えることが多い。キャンプ場チェックイン後すぐの14〜15時台か、夕食後の20時前後に動くと比較的空いていることが多い。受付終了は施設によって20:00〜21:00ごろなので、事前に電話確認しておくと安心。
温泉付き vs 温泉近接|タイプ別の選び方
ひとことで「温泉が近いキャンプ場」と言っても、大きく2タイプある。自分の経験からそれぞれのメリット・デメリットを正直に書いておく。
- 温泉が隣接・徒歩圏タイプ(湯西川・塩原系)
車を動かさなくていいのが最大のメリット。焚き火後に酔っ払いそうな状態でも歩いて行ける安心感がある。ただし、温泉街に近い分キャンプ場自体がやや小規模なことも多く、プライベート感は下がりがち。 - 車で5〜15分タイプ(那須・