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「焚き火グリルって、ぶっちゃけどれ買えばいいんだろう?」
キャンプを始めた頃、同じことを思いながらネットを調べ続けた。でも出てくるのはスペック羅列の比較記事ばかりで、実際に使ってみてどうだったか、調理中に何が便利で何が不便だったか、そういう生の話がなかなか見つからない。結局、実際にいくつか買って使ってみて初めて「あ、これが正解だったのか」と気づくことも多かった。
この記事では、関東を中心にキャンプに通い続けているなかで見えてきた焚き火グリルの選び方、おすすめ製品、そして実際に焚き火で作ってうまかった料理まで、なるべくリアルな話を書いていく。これから買う人の失敗を減らす参考になれば嬉しい。
焚き火グリルとBBQグリル、何が違うの?
まずここを整理しておきたい。焚き火グリルとバーベキューグリルって、パッと見は似てるけど設計思想がちょっと違う。
BBQグリルは炭火での調理を前提に設計されているものが多く、薪を豪快に燃やして使うには火床が小さすぎたり、耐久性が足りなかったりする。一方、焚き火グリルは薪を燃やしながら調理することを想定していて、火床が広く・深く、かつ高温に耐えられる設計になっている。直火料理の豪快さを活かしたいなら、やっぱり焚き火グリル(または焚き火台+グリル網の組み合わせ)を選ぶべき。
ちなみに最近は「焚き火台 グリル 一体型」の製品も増えていて、焚き火も調理もこれ一台でOKという便利なタイプが人気になっている。バーベキューと焚き火の兼用を求めている人には特に向いている。
焚き火グリルの選び方|失敗しないための5つの軸
① サイズ:ソロか、ファミリーかで全然変わる
ソロキャンプなら展開サイズ30cm以下のコンパクトタイプで十分。2〜3人なら40〜50cm前後、4人以上のファミリーBBQなら50cm以上が目安になる。
自分たちは奥さんと2人でオートキャンプに行くことが多いので、2〜3人用サイズがちょうどいい。ウェルキャンプや龍の国みたいな区画サイトだと、あまり大きい焚き火台を持ち込むとサイト内が窮屈になることもある。現地の雰囲気も想像しながら選ぶといい。
② 素材:ステンレス・鉄・チタン、それぞれの本音
素材ごとの特徴を正直に言うと、こんな感じ。
- ステンレス:錆びにくく手入れが楽。価格も比較的リーズナブル。ただし重くなりがち。初めての一台ならこれがバランス良い
- 鉄(スチール):蓄熱性が高くて料理が美味しく仕上がりやすい。ただし錆が出やすいのでシーズニングや保管に気を使う必要がある
- チタン:軽くて錆に強い。ソロキャンプや登山系のスタイルに向いている。ただし価格が高め(1万5000円〜3万円以上になることも)
個人的には、コスパを重視するならステンレス製が無難。料理にこだわりたいなら鉄製も面白い選択肢だと思っている。
③ 高さ調整機能:これ、地味に超重要
網の高さを調整できるかどうか、これが火力コントロールの要になる。固定式は安くてシンプルだけど、焚き火の火力は炭と違ってムラがあるので、網を上下に動かせないと焦がすリスクが高くなる。
高さ調整機能がある製品は、強火ゾーンで肉を焼いて、弱火ゾーンに移して保温、という使い方ができる。特にダッチオーブンを使う人は、高さ調整は必須と考えていい。
④ 重量と収納性:持ち運びのことも考えておく
オートキャンプなら重量は多少妥協できる。でもツーリングや徒歩キャンプが入ってくるなら、2kg以下を意識したい。折りたたみや分解してコンパクトになるタイプかどうかも確認しておくと良い。
⑤ 価格帯:正直なところの相場感
ソロ用コンパクトタイプは3,000〜8,000円前後。2〜4人用の中型は8,000〜20,000円前後。スノーピークやユニフレームなど人気ブランドの高機能モデルは20,000〜40,000円以上になるものもある。最初の一台なら10,000〜15,000円の中価格帯が最もコスパが良い印象。
焚き火グリルを選ぶとき、意外と見落としがちなのが「ロストル(底網)の有無」。ロストルがあると薪に空気が入りやすく燃焼効率がグッと上がる。特に焚き火台兼用タイプを選ぶときは、この部分の作りを必ずチェックしてほしい。
【用途別】焚き火グリルおすすめ製品|人気ブランド比較
ここでは実際に使ったり、キャンプ仲間から話を聞いたりして「これはアリだな」と思ったものを用途別に紹介する。
ソロキャンプ・コンパクト派におすすめ
ユニフレーム ファイアグリル SOLO(約6,000〜7,000円)
展開サイズ約27×27cm、重量700g。一人用としては申し分ないサイズ感で、折りたたむと収納袋込みでも非常にコンパクト。ソロキャンプ用の焚き火グリルを探しているなら最初の候補に入れておきたい。
キャプテンスタッグ ヘキサ ステンレス ファイアグリル(約4,000〜5,000円)
個人的にキャプテンスタッグはコスパ面で本当に信頼しているブランド。ステンレス製で錆びにくく、手頃な価格なのに使い勝手がいい。初めての焚き火グリルに最適。
2〜4人のデュオ・ファミリーキャンプにおすすめ
ユニフレーム ファイアグリル(約10,000〜12,000円)
展開サイズ約43×43cm、重量2.7kg。4人まで余裕でBBQできる絶妙なサイズ感。別売りのヘビーロストルを追加すれば、ダッチオーブンも置けるようになる。ユニフレームのファイアグリルは「これさえあれば」という安心感がある。
コールマン ファイアープレイスグリル(約15,000〜18,000円)
奥行きと高さが広めで、薪を立てかけて燃やすキャンプファイヤースタイルに近い使い方ができる。コールマンはテントでも定番ブランドだけど、グリル系も外れない。デザインも雰囲気があって好き。
本気で調理を楽しみたい人向け(ハイエンド)
スノーピーク 焚火台 L + グリルブリッジセット(約35,000〜40,000円)
価格を見て「高いな…」と思う気持ちはよくわかる。でも一度使うとわかる圧倒的な剛性感と、グリルブリッジによる3段階の高さ調整の便利さ。一生モノと考えれば、決して高くはない。
ロゴス ピラミッドグリル(約8,000〜13,000円)
収納時の薄さが異次元レベルでコンパクト。機能性とデザイン性のバランスが良く、キャンプサイトに映えるビジュアルも◎。
【比較表】主要製品のスペック早見
| 製品名 | 対象人数 | 重量 | 素材 | 高さ調整 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| ユニフレーム ファイアグリルSOLO | 1人 | 700g | ステンレス | ○ | 〜7,000円 |
| キャプテンスタッグ ヘキサSS | 1〜2人 | 約800g | ステンレス | △ | 〜5,000円 |
| ユニフレーム ファイアグリル | 2〜4人 | 2.7kg | ステンレス | ○ | 〜12,000円 |
| コールマン ファイアープレイスグリル | 2〜5人 | 約5kg | スチール | ○ | 〜18,000円 |
| スノーピーク 焚火台L+グリルブリッジ | 4人〜 | 約5.5kg | ステンレス | 3段階 | 〜40,000円 |
焚き火グリルで作れる料理5選|直火ならではの美味しさ
料理目的でキャンプに行くことも多いので、ここは個人的に力を入れたい部分。焚き火の直火調理って、ガスコンロにはない「香ばしさ」「ムラのある焼き色」が出るのが最大の面白さだと思っている。
① 塊肉のロースト(キャンプ飯の王道)
牛や豚の塊肉を遠火でじっくり焼き上げる。強火ゾーンで表面に焼き色をつけて、弱火ゾーンに移してゆっくり火を入れると、中がしっとり仕上がる。焚き火グリルで高さ調整できる製品を使うと、この「強→弱」の使い分けが格段に楽になる。
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