📋 目次
ハンモックキャンプ、やってみたいけど設営が難しそう…って思っていませんか?
正直に言うと、自分も最初はそうでした。「木と木の間にぶら下がって寝るなんて、ちゃんと眠れるの?」「設営に手間がかかるんじゃないの?」って。でも一度やってみたら、完全にハマってしまって、今ではソロキャンプの3回に2回はハンモック泊を選ぶほど。テントを張るより早く設営できることもあるくらいです。
この記事では、ハンモックキャンプの設営手順をステップごとに解説しつつ、実際に使ってよかったギアや、「これ知らなかったら絶対失敗してた」という注意点もまるごと紹介します。関東・山梨・長野エリアで何十泊も試した経験を詰め込んだので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ハンモックキャンプってそもそも何がいいの?
「地面に寝ないキャンプ」ってだけで、もうロマンじゃないですか。
冗談抜きで、木々の間に揺れながら風を感じて、空を眺めながら眠りにつく体験は、テント泊とはまったく別の気持ちよさがある。地面の凹凸や石のゴツゴツを気にしなくていいのも大きくて、設営場所の選択肢がぐっと広がるのもポイントです。
それと、荷物が軽くなる。軽量なシングルハンモックであれば本体重量が500g〜800g程度のものも多く、テントと比較すると大幅な軽量化が狙える。バックパックキャンプとの相性も抜群で、長野や山梨の山岳エリアへ徒歩でアクセスするときに重宝しています。
ハンモックキャンプには「木へのダメージ」という注意点があります。細すぎる木(直径15cm未満が目安)や樹皮の薄い木はNG。ストラップの幅は2〜3cm以上のものを使うことで、木への負荷を分散できます。キャンプ場によってはハンモックの使用自体を禁止しているところもあるので、事前に必ず確認を。
設営に必要なギア一覧
まず「何を揃えればいいか」をざっと確認しておきましょう。意外と少ないんですよ、必要なものって。
- ハンモック本体:ナイロン製かポリエステル製が一般的。耐荷重は150kg以上を選ぶと安心。
- ツリーストラップ(ハンモックストラップ):幅2cm以上のもの。長さは3m前後あると設置場所を選びやすい。
- カラビナまたはスチールリング:ハンモックとストラップを繋ぐ金具。強度のあるものを。
- アンダーキルト(寒い季節):ハンモックの下から冷気が来るので、春秋以降は必須アイテム。
- タープ(雨天・強風対策):ハンモックの上に張る防水タープ。DDタープやリッジラインタープが相性いい。
- リッジライン(パラコード):タープを張るために木と木の間に渡す細いロープ。3〜4mm径が扱いやすい。
最低限でいいなら、ハンモック本体+ツリーストラップ+カラビナの3点セット。慣れてきたら少しずつ追加していくのがおすすめです。
ハンモックキャンプの設営手順【ステップ別】
STEP1:木を選ぶ(これが一番大事)
2本の木を選ぶところから設営は始まります。理想の間隔は3〜4.5m程度。広すぎると張りが足りなくなり、狭すぎると曲がりすぎてしまう。木の太さは直径20cm以上を目安にしましょう。生きている木であること、根本がしっかりしていることも確認してください。
個人的に失敗したのが、一度だけ木の間隔を目測で5m以上とってしまったとき。張力が足りなくてお尻が地面につきそうになるくらい沈んだ経験があります。間隔は歩幅で測るか、ストラップの長さを基準にするといいですよ。
STEP2:ツリーストラップを固定する
木の幹に対して、地面から約150〜180cmの高さでストラップを巻き付けます。ここでの高さ設定が後のハンモックの高さに直結するので、少し高めに設定しておくのがコツ。最終的に、ハンモックに乗ったとき地面から45〜60cmくらいの高さになるのが理想的です。
ストラップはワンラップで十分なものと、2〜3周巻くタイプがあります。使っているものの説明書をちゃんと確認してください。巻き方を間違えると解けやすくなるので要注意。
STEP3:ハンモックを接続・高さ調整
ストラップのループにカラビナを通し、ハンモックを繋げます。このときハンモックのラインが水平面に対して30°程度の角度になるように調整するのがポイント。角度が浅すぎると体が曲がって痛くなり、急すぎると落ちそうな感覚になる。
まず片方を仮固定して、反対側も繋いでから両側を微調整する方法が一番スムーズです。
STEP4:対角線で寝てみる(これを知らないと損)
ここ、知らない人が意外と多い。ハンモックに真っすぐ入って寝ようとすると、バナナのように身体が曲がって朝起きたときに腰が痛い、なんてことになります。正解は「対角線上に少しずれて寝ること」。ハンモックを自分の身長より30〜40cm長いものにして、身体を斜めに入れることでフラットな寝姿勢が作れます。これを知ってからキャンプの朝の目覚めが段違いによくなりました。
STEP5:タープを張る
雨や露対策として、ハンモックの上にタープを張ります。リッジラインをハンモックの約50cm上に通し、タープをかけてペグで固定する方法が基本。このリッジラインを先に張っておくと小物掛けにも使えて便利です。
実際に使ってよかったおすすめハンモック3選
ENO(イーノ)ダブルネスト ハンモック
ソロにしては少し大きめのダブルサイズ(約275×152cm)で、対角線寝がしやすい。重量は約482gと軽量で、専用のスタッフサックに収納できるのが気に入っています。耐荷重は200kg超。価格帯は8,000〜12,000円前後が相場。アメリカ発のブランドですが、日本のキャンパーの間でも定番化してきています。
DDハンモック フロントライン ハンモック
イギリスのDDアウトドア製。このハンモックの特徴は横から出入りできるジッパー構造。寝袋をそのまま持ち込んで使えるので、寒い季節の長野遠征でもかなり重宝しました。サイズは約300×150cm、重量は約700g。価格は15,000〜18,000円程度とやや高めですが、使い勝手の良さで納得できます。
ヘネシー ハンモック エクスプローラー デラックス
蚊帳(モスキートネット)が内蔵されているタイプ。夏の山梨・奥多摩エリアでは虫が多いので、このタイプの恩恵は相当大きい。テントとしても機能する設計で、底部がフラットになっているのでシュラフをしっかり使えます。重量は約1.1kgと少し重くなりますが、虫対策が同時にできるのは大きい。価格帯は20,000〜28,000円前後。
ハンモック選びで最もよくある失敗が「自分の身長より短いハンモックを買ってしまうこと」。目安として、身長+60〜80cmの長さのハンモックを選ぶと快適な対角線寝がしやすくなります。たとえば身長170cmなら全長230〜250cm以上のものを選ぶのがベターです。
ハンモックキャンプに向いているキャンプ場の選び方
どんなキャンプ場でもできるわけじゃないのが、ハンモック泊の難しいところ。
まず大前提として、「ハンモック使用OK」と明記されているか確認することが必須です。なっぷやキャンプ場の公式サイトに記載がなければ、直接問い合わせましょう。関東・山梨・長野エリアだと、林間サイトがあるキャンプ場が狙い目で、樹木の多いエリアを選ぶと木の選択肢が増えます。
以下のポイントも事前にチェックしてみてください。
- 林間サイトまたは樹木が密集したサイトがある
- ハンモック使用が明示的にOKになっている
- 地面が平坦でなくても設営できる(ハンモックのメリットが活きる)
- 直径20cm以上の木が2本以上、3〜4.5m間隔で存在する
- 周囲のキャンパーとの距離が適度にある(落下リスクなど配慮が必要)